15人の出展作家

映像(3:20)

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ジャン・ジレル
Jean GIREL

曜変天目の研究に人生を捧げ世界的に活躍する陶芸家

14歳で陶芸に出会い、一時は画家の道も考えたが、1975年に出会った中国宋王朝時代の陶芸に魅了され、陶芸のみに専念することを決意。2008年には陶芸家である妻と共にアトリエを立ち上げた。彼は自ら道具や窯を開発し、何度も実験を繰り返し、完璧を目指して常に革新し続けることによって、西洋の技術と極東の伝統が融合した驚くべき作品を生み出す。展覧会では、窯の熱によって生み出された風景画の作品群を紹介する他、40年以上に渡る「曜変天目」の探究の集大成として、101件の茶碗を展示する。

陶芸作家。1947年生まれ。宋の時代の陶芸技術を学び、40年以上に渡り「曜変天目」の研究を続けている。世界の陶器メーカーの技術コンサルタントを多数務め、スミソニアン博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、故宮博物院(北京・台湾)など、国内外の博物館で作品が所蔵されている。
2000年 メートル・ダール認定

映像(3:15)

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セルジュ・アモルソ
Serge AMORUSO

エルメスのケリーバッグを手掛けたフランスを代表する革細工作家

15歳で革に興味を持ち、その官能性と多彩な可能性に魅了される。エルメスの工房で確かな技術を培い、その後10年間は恵まれない青少年の支援に取り組む一方で、ヒマラヤ登山をし、合気道を極めるため日本を旅した。1995年、パリにアトリエを開き、オーダーメイドの作品制作を始める。全て手縫いで仕上げられた作品は、大胆かつ独創的で温かみがある。特にガルーシャなどのエキゾチックレザーの使い手として有名。展覧会では、同じ型のバッグを7種類の素材で制作し、素材の持つ様々な側面を表現する。

革細工作家。1959年生まれ。7年間エルメスの工房で特注品を担当。独立後はオーダーメイドの作品制作に取り組む。顧客には、ロスチャイルド家やブルネイ国王なども含まれる。モナコのホテル ポートパレスのエレベーターに施したガルーシャ(エイ革)の装飾が有名。
2010年 メートル・ダール認定

映像(3:15)

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クリスティアン・ボネ
Christian BONNET

世界の貴族や富豪に眼鏡を提供するフランス唯一の鼈甲細工作家

3世代にわたる家の伝統を受け継ぎ、眼鏡職人としての訓練を受け、鼈甲という気品ある自然素材に取り組むようになる。1970年代以降、ワシントン条約により規制された鼈甲を無駄なく利用する為、小さな欠片を圧着する独自の技術を開発するなど、素材の持つ有機的特性を最大限に生かし、芸術的可能性を追求している。また、数年前から東京や長崎の鼈甲職人と交流し、屋久島でのウミガメの保護活動に参加・寄付している。今回の展覧会では、眼鏡やナイフを展示する他、金銀細工のロラン・ダラスプと共に花瓶を制作している。

鼈甲細工作家、メガネデザイナー。1949年生まれ。フランス最後の鼈甲細工作家といわれ、鼈甲製骨董品修復の第一人者でもある。顧客は、イヴ・サンローラン、アリストテレス・オナシス、ジャック・シラク、フランソワ・ミッテラン、マリア・カラス、イオ・ミン・ペイなど。
2000年 メートル・ダール認定
2007年 Entreprise du Patrimoine Vivant(文化遺産企業)認定
2008年 レジオンドヌール勲章受勲


©JYLSC

映像(3:15)

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ロラン・ダラスプ
Roland DARASPE

フランス大統領府が指名する伝統的な金銀細工の第一人者

金銀細工の伝統技術を後世に伝える数少ない伝承者の一人。金物職人としての訓練を受け、航空機械学を学んだ後、1978年に金銀細工に専念することを決意。独学で腕を磨き、1990年代初頭にはボルドー装飾美術館で個展を開催した。新しい技法や素材の組み合わせを試し、常に革新を追い求める彼は、驚くような曲線や鮮やかな色彩効果を自在に生み出す。また、美しさと技巧を追求するだけでなく、使用法に応じてオブジェの持つ機能性や形状にも細やかに気を配り、細部まで鍛えていく。展覧会では、20件弱の作品を展示する。

金銀細工作家。1950年生まれ。エリゼ宮に迎えられる国賓(イギリスのエリザベス女王など)へのギフトを10年以上担当。国立博物館の所蔵するアンティーク金銀細工の修復を数多く手掛けている。作品はルーヴル美術館やパリ、リヨン、ボルドーの装飾芸術美術館等で展示されている。
2002年 メートル・ダール認定
2006年 Entreprise du Patrimoine Vivant(文化遺産企業)認定
2006年 リリアンヌ・ベタンクール賞受賞

映像(3:16)

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フランソワ=グザヴィエ・リシャール
François-Xavier RICHARD

壁紙におけるメートル・ダールの第一候補

舞台美術家としての活動した後、1997年に手刷り木版による壁紙印刷と出会ったことで、18世紀まで遡る歴史を持ちながら20世紀半ばには完全に忘れ去られたこの芸術の道に進むことを決意。2年後、27歳で自身のアトリエを設立し、古い壁紙の修復と、オーダーメイドの壁紙制作を行っている。国内外の歴史的建造物の壁紙を数多く手掛けることで、各時代の技術を再発見し、道具や技術の再発明に努め、常に新たな可能性の探求を怠らない。2017年4月まで京都にあるヴィラ九条山に滞在。展覧会では、様々な技法を用いた壁紙を展示する。

壁紙作家。1972年生まれ。画家、彫刻家、版画家でもあり、造形芸術家としての才能を活かして古い壁紙の修復やオーダーメイドの壁紙の制作を行う。19世紀の小説家ジョルジュ・サンドの家に始まり、フォンテーヌブローやシャンティイ城など、フランス・アメリカ・ベルギー・ポルトガル・イタリア・イギリスにある多数の歴史的建造物の壁紙を手掛ける。
2009年 リリアンヌ・ベタンクール賞受賞

映像(3:14)

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リゾン・ドゥ・コーヌ
Lison DE CAUNES

フランスの伝統工芸 麦わら象嵌細工を復活させた作家

装飾デザイナーである祖父の作品や道具に囲まれて育ち、美的感覚を養う。アンティーク作品の修復を通じて麦わら象眼細工の様々な技法を習得し、廃れていたこの伝統工芸を再興させた。控えめで素朴な素材である麦わらに、忍耐と精緻さ、情熱と専門的知識、技術、才能と創造性とともに、彼女の匠の手が加わって、華やかで気品漂う、最上の工芸品へと生まれ変わる。官能的で洗練された作品は、独特のメタリックな光沢を帯びて輝き、手触りも滑らか。展覧会では、アール・デコ調の幾何学モチーフの家具を展示する。

麦わら象嵌細工作家。1948年生まれ。17世紀からアール・デコの時代まで装飾芸術で用いられ、その後廃れていた麦わら象嵌細工の技法を再興させた。家具や壁の装飾等を手掛け、インテリア装飾家ともコラボレーションをしている。祖父はアール・デコ様式の有名な装飾デザイナー、アンドレ・グルー(André Groult)である。
1998年 メートル・ダール認定


©GILLES TRILLARD

映像(3:17)

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ナタナエル・ル・ベール
Nathanaël LE BERRE

真鍮細工におけるメートル・ダールの第一候補

平面からフォルムと空間を創り出し、自分の内なる世界を表現できることに魅力を感じ、金属細工の道に進む。彫刻家エルヴェ・ウォーレン氏のもとで真鍮の技術に磨きをかけた後、様々な金属細工師の下で修業を積んだ。伝統的な技法を用いて、宇宙的かつ有機的な魅力のある複雑な形を生み出し、彫刻と装飾芸術の両方の要素をあわせ持つ作品を制作している。展覧会では、5つのオブジェと3つのテーブルを展示する。

真鍮細工作家。1976年生まれ。建築家の祖父の影響を受け、オリヴィエ・ド・セール国立高等工芸美術学校(ENSAAMA)でステンドグラスを学び、その後、金属細工の道に進むことを決意。作品はパリのギャラリーパトリック・フータンなどで展示されている。
2014年 リリアンヌ・ベタンクール賞受賞

映像(3:18)

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ミシェル・ウルトー
Michel HEURTAULT

映画界や世界の王族から指名を受ける情熱的な傘デザイナー

幼少期に傘に魅了され、傘を分解しては組み立て直すことに没頭していた。この情熱は決して失われることなく、そのまま彼の人生となりアートとなる。傘の制作に関わる技術は全て独学で学び、傘やその歴史だけでなく、ファッションや素材に関しても生き字引のような知識を持つ。 情熱的な傘のコレクターでもあり、2000本以上の傘を所有している。2008年にアトリエを開き、アンティーク傘の修復と、エレガントで洗練された傘の制作を行い、映画や舞台にも多くの作品を提供している。展覧会では約10件の雨傘・日傘を展示する。

傘作家。1966年生まれ。18歳からコスチュームデザイナーとして活動し、衣装、コルセット、傘をジバンシーやディオールなどに提供。イヴ・サンローランから日傘を特注されたことが転機となり、傘に専念する。顧客には、エルメスやカタール王室も含まれ、映画「シンデレラ」(ケネス・ブラナー監督)などにも作品を提供している。
2009年 Enterprise du Patrimoine Vivant(文化遺産企業)認定
2013年 メートル・ダール認定


©Greg GONZALEZ

映像(3:20)

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シルヴァン・ル・グエン
Sylvain LE GUEN

最年少38歳でメートル・ダールの認定を受けた扇作家

8歳の頃から扇に魅了され、折り目の中に豊かな創造性を隠し持つこの小さな芸術品の制作を独学で学ぶ。18世紀にディドロらが編纂した「百科全書」を参照し、古い扇の修復を行うことで扇の技術を身に付けた。常に新しい素材を試し、伝統的なものから現代的で革新的なものまで、優雅且つ官能的で遊び心のある作品を制作している。また、日本の折り紙に着想を得て、広げると繊細な花や複雑な立体装飾が現れる、魔法のようなポップアップの扇を世界で初めて制作。高い評価を得た。展覧会では、約20件の作品を展示する。

扇作家。1977年生まれ。2011年にロンドンの扇子博物館で展覧会を開催し、2013年にアトリエを開く。顧客は、オマーン国王や世界中の美術愛好家など。映画「マリー・アントワネット」(ソフィア・コッポラ監督)、「シンデレラ」(ケネス・ブラナー監督)などにも作品を提供。
2015年 メートル・ダール認定

映像(3:19)

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ピエトロ・セミネリ
Jean GIREL

ファッションやインテリアの世界で注目を浴びる折り布作家

家具制作やインテリアデザインを学んだ後、プリーツの技術や自然の法則を幾何学模様で表すノウハウを学び、1996年に自身のアトリエを設立。折り紙を応用した全く新しいテキスタイルのアートを生み出し、ファッションやインテリアの世界に新しい芸術表現をもたらしている。ライプニッツやドゥルーズを愛読する彼は、緻密な計算によって生み出される複雑で詩的な作品を通して、「肌を包む」とは何か、「内側と外側」とは何か、「要素と全体」とは何かといった哲学的な問いを提示する。展覧会では、7件の作品を展示する。

折り布作家。1968年生まれ。オリヴィエ・ド・セール国立高等工芸美術学校(ENSAAMA)を修了。建築家やデザイナーとのコラボレーションも行っており、ピーター・マリノと共にDiorとChanelのブティックの装飾を手掛けたほか、2016年のパリ・デザインウィークではヨウジヤマモトのブティックにて作品を発表している。
2006年 メートル・ダール認定
2011年 Entreprise du Patrimoine Vivant(文化遺産企業)認定

映像(3:19)

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ファニー・ブーシェ
Fanny BOUCHER

フランス唯一のエリオグラビュール作家

ユネスコに無形文化遺産として登録されているエリオグラビュールは、銅板と感光性のゼラチンを用いて画像を印刷する19世紀の技術で、大変美しい印刷技法として知られている。紋章彫刻作家のジェラール・デカンからこの技術を習得した彼女は、銅板を単なる印刷の道具ではなくアート作品と捉え、全く新しい工芸美術を開拓。弟子と共に三次元の作品創作に挑戦している。展覧会では、侍の鎧をテーマにした作品「継承」を発表し、強さと繊細さ、女性らしさと男性らしさ、光と影、習熟した技術と絶え間ない改革などを表現する。

銅板彫刻作家。1976年生まれ。世界に10人程しかいないエリオグラビュール作家の一人。2000年、24歳の時にアトリエHelio’gを設立。ジェラール・カルースト、草間彌生、ウィリー・ロニ、ザオ・ウーキー、エミリア&イリヤ・カバコフ、ベルナール・ベネなど、著名な写真家やアーティストから印刷の依頼を受ける。
2006年 Entreprise du Patrimoine Vivant(文化遺産企業)認定
2015年 メートル・ダール認定


©Hélio'g

映像(3:11)

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ロラン・ノグ
Laurent NOGUES

多数の高級メゾンを顧客に抱えるエンボス加工作家

父と同じ印刷業を営む一方、エンボス加工や箔押し加工の作品制作を行い、1994年、失われつつある伝統技術の保存と再生を目指して自身のアトリエを構える。多くの高級メゾンから依頼が絶えず、顧客の期待に応え、完璧かつ独創的な作品を作るために、常に新たな手法や道具を開発し、技術・美しさの両面で探求を続けている。展覧会では、日本の特殊加工紙「パチカ」を用いた、盲目の人が触れて読むことの出来る本を展示する他、日本の製紙メーカー協力のもと、前人未到の極めて高度な技術を要する作品の制作に挑戦している。

エンボス加工(ゴフラージュ)作家。1968年生まれ。オリヴィエ・ド・セール国立高等工芸美術学校(ENSAAMA)を卒業した後、1994年、自身のアトリエを設立。シャネル、ディオール、イヴ・サンローラン、ジャンポール・ゴルチエ、アルマーニなど、世界の高級メゾンのカードやコフレなどを手がける。 2008年 Entriprise du Patrimoine Vivant(文化遺産企業)認定
2011年 メートル・ダール認定
2015年 リリアンヌ・ベタンクール賞受賞

映像(3:14)

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ジェラール・デカン
Gérard DESQUAND

フランスの紋章彫刻の伝道者であり印章制作の第一人者

紋章の伝統と技術を受け継ぐ作家。彼は顧客との会話を通じて、家系の歴史、家族の思い出と愛の物語を、それらが時と共に忘れ去られることがないよう、紋章というシンボルの中に正確さと繊細さをもって刻み込む。また、紀元前4世紀にメソポタミアで誕生した円筒印章に刺激を受け、限りなく緻密な物語体の彫刻が施された帯状オブジェを制作している。展覧会では、彼が制作した初めての円筒印章であり、自然界への敬意を表現した「方舟」を展示する他、初の試みとなるガラスの表面に刻印を施した作品を展示する。

紋章彫刻作家。1951年生まれ。フランスでも4人しかいない紋章彫刻家の一人。彫刻家の一族に生まれ、美術の名門校エコール・エティエンヌで学び、インタリオ彫刻とエンボス加工の技術を磨く。母校で25年間教壇に立った。フランス国立工芸研究所の前所長。現在はLes Grands Ateliers de Franceの会長として、フランス芸術工芸の周知と繁栄に貢献している。
1979年 Meilleur Ouvrier de France(国家最優秀職人賞)受賞
2006年 メートル・ダール認定

映像(3:13)

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ネリー・ソニエ
Nelly SAUNIER

世界の高級メゾンから愛される羽細工作家

失われつつある羽細工の技術を今日に伝える数少ない作家の一人。自然や鳥や木々に囲まれて育ち、14歳で羽細工に出会うと、すぐにそれが自分の天職だと悟った。彼女は羽に命を吹き込み、羽を通して感情を表現し、見る者に物語を伝える。羽という優美で繊細な素材を、きらびやかで気品に満ちた作品へと昇華させる彼女の才能は、ファッションやジュエリー業界から引く手あまたである。2015年には京都のヴィラ九条山に滞在し、花士の珠寶とコラボレーションを行った。展覧会では、花、鳥、ドラゴンなどをテーマにした作品が展示される。

羽細工作家。1964年生まれ。オクターヴ・フイエの職業専門高校で羽細工の基礎を学び、オリヴィエ・ド・セール国立高等工芸美術学校(ENSAAMA)で上級技術者免状(BTS)を取得。1996年からの10年間、フランス芸術作品革新研究所(IFROA)の繊維科で羽毛部門に携わる。顧客は、ニナ・リッチ、ジヴァンシィ、パコ・ラバンヌ、ジェローム・ドレフュス、シャネル、ハリー・ウィンストン、ヴァンクリーフ&アーペル、ジャン=ポール・ゴルチエなど。
2008年 メートル・ダール認定
2008年 リリアンヌ・ベタンクール賞受賞
2012年 芸術文化勲章受勲


©CECILE ROGUE

映像(3:22)

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エマニュエル・バロワ
Emmanuel BARROIS

ガラスの可能性を探求し常に革新を追い求めるガラス作家

農学を学び、人道援助セクターに勤務した後、写真家となり多数の雑誌で活躍。遺産や芸術工芸品の撮影でガラス職人と出会い、独学でガラス細工を学び始め、教会のステンドグラスの修復に専心する。その後、工房「AEB」を立ち上げ、新たなガラス製造技術を作り上げた。革新性を重視し、伝統的な職人技術と最新の工業技術を結びつけることで、ガラスの持つ制約を乗り越え、創造的自由を見出している。今回の展覧会では、堅牢さと脆さ、光と影、不透明と透明が共存する、「揺れ動くガラス」を表現した作品を展示する。

ガラス作家。1964年生まれ。教会のステンドグラス修復の第一人者であり、最近では建築家のジャン・ヌーヴェル、ポール・アンドリューなどの世界的建築家との大型施設のガラス創作を手掛ける。日本人建築家の隈研吾氏、竹山聖氏との共同制作にも取り組んでいる。
2010年 メートル・ダール認定